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−続・ガラス原料あれこれ(23)−
[ガラスと桜]
桜が満開です(^^v。
今年は予想に反して例年より早く咲きました。
皆さんはもう花見に行かれましたか?
西行以来の伝統か、日本人は何より桜を見て、
春の到来を感じ入るようです。
願わくは花の下にて春死なん
そのきさらぎの望月の頃
あくがるる心はさてもやまざくら
散りなんのちや身にかへるべき
和歌の世界につい入ってしまいました。^^;;
さて、ガラスのお話です。
桜の色って、ピンク色ですね。
特に一番ポピュラーなソメイヨシノは
微妙なピンク色です。
八重桜などは、もっとはっきりとしたピンク色ですが。
ガラスでピンク色を出す場合には、最近では
酸化エルビウムという希土類の原料を使用します。
以前は別の原料も使用していましたが。
酸化エルビウムの長所は、
溶融状態(いつもの酸化/還元雰囲気という話です)
によって、色の発色がほとんど変わらないということです。
とてもきれいなピンク色に発色します。
欠点はとても高いことと、あまり濃くならないこと。
当社のキャスティング・ビレットのシリーズの
No.155のピンクが主にこのエルビウム
を使用しています。少し他の原料も添加していますが。
http://www.sun-glass.co.jp/color/catalogue/index02.html
このキャスティング・ビレットのシリーズは、
「キャスティング」という、鋳物のように型を作って
ガラスを成形する技法のために開発したガラスです。
サングラス・フリットよりも薄い色にしていますので、
パステル・カラーの雰囲気でビレット単独で見ても
とてもきれいだと思います。
このビレットのピンクで、「ガラスのサクラ」作り
に挑戦されてみては、いかがでしょうか?
http://www.glass-kougeihiroba.jp/arekore/news-arekore/howto2.htm
今回は、私は桜が大好きです!というお話でした。
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