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−続・ガラス原料あれこれ(33)−
 
[グラス・バッチって何?]

2007年も明けたところなのに、あっという間にもう1月も終わりです。
今年も、ガラス工芸広場をよろしくお願い申し上げます。
今年は暖冬のようで、このところ毎日ぽかぽか陽気です。
そのまま春になっていきそうですね。

さて、今回のテーマは、「グラス・バッチって何?」です。
このメールマガジンも33回を迎えますが、考えてみたら
これまであまり我々のメインの仕事である「グラス・バッチ」
についてお話をする機会がありませんでした。

「グラス・バッチ」とはガラスの調合済原料のことです。
一定の調合表に基づき、それぞれの原料を計量し、混合した
ものです。「バッチ」をそのまま溶融すればガラスになります。
「バッチ」という言葉は、本来、「一回ごとに処理をする」 というような意味です。
そこから、ガラスの原料を「連続的に混合する」のではなく、
「一回ごとにきちんと計って混合する」ということで、
その調合済原料自体を一般的に「バッチ」と呼ぶようになった のではないかと考えています。
ちなみに、我々の仕事のうち主にバッチの製造販売を担当するのが「三徳工業」、
ガラス化したもの(フリット、ロッド、ビレット)の製造販売を担当 するのが、「サングラス」という風に分かれています。

バッチはガラスの原料の中で、一番重要なものです。
バッチの製造で大事なことは、
1.きちんと管理された原料を使用する。
2.正確に計量する。
3.きちんと混合する。
4.適切な調合設計をする。
ということに尽きます。
どれが欠けても、いいバッチは出来ません。
とうことは、いいガラスも出来ません。

1については、当社は成分変動の出来るだけ少ない、しかも安定供給の
出来る原料を使用するように心がけています。
2については、コンピューター管理の計量ラインで正確な計量の管理
を目指しています。
3については、ナウターミキサーを使用して、正確な混合とコンタミの
発生を防いでいます。
ナウターミキサーとは、とんがり帽子の三角錐の形の容器に
羽根が付いていて、それがくるくる自転しながら、
三角錐に沿っても回っていくというミキサーです。
混合比の高い(つまり大きな数量の原料と微量原料を一度に混ぜる)
場合にも、有効なミキサーです。
4については、日々、調合の勉強をしています(汗;)。
当社の製造工程の模式図です。
http://www.santoku-kogyo.co.jp/santoku/equipment/index01.html
大阪と千葉の2工場があります。

今回は、バッチの話でした。
こんな重要な話をいまさらするなんて、バッチが当たるって?
いやあ、バチの誤りでした。(再び、汗;;)


 
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サングラスショップ 三徳工業株式会社 株式会社サングラス
ガラス工芸に関する商品や消耗品、ガラス製品のショッピングサイト。 ガラス全ての元となる「サン・グラスバッチ」の製造販売をしています。 ガラス化したもの(フリット、ロッド、ビレット)の製造販売をしています。