Backnumber −続・ガラス原料あれこれ（56）− 　 [和色の色名（3）] 今年も残すところあと少し。 今年は本当に激動の年でした。 数年来続いた「資源インフレ」が気狂いじみたピークを付けた後、 世界経済が、一気に奈落の底に向かって落下しつつあります。 しかし、本当の激動はむしろ来年なのかもしれません。 空恐ろしくなります。 当社も、ここ1、２年荒れ狂う資源インフレに抗し切れず、 バッチやカレット、フリットの価格値上げをお願いして参りました。 まだまだ原料は高止まりを続けておりますが、亜鉛など非鉄金属など の原料を使用するバッチ（Ａスキ系）については来年１月１日より値下げを させて頂くこととしました。 今後も、顔料（コバルト、希土類）などの価格下落があれば 速やかに対応させて頂きたいと考えております。 さて、今回は和色の色名シリーズの第３回目として、 利休茶を取り上げたいと思います。 利休茶とは少し緑がかった茶色です。 利休茶道で葉茶のことを利休と呼ぶことから転じて、利休は緑みを意味し、 そこから緑っぽい茶を利休茶と呼ぶようになったようです。 利休茶は今でも着物に良く用いられる色ですね。 茶色というよりむしろ緑みが強く、また少し薄めにした（利休白茶） グリーンスモークのような印象の生地も良く見掛けます。 いずれにしても、和色の中でも定番の一つといってもいい色でしょう。 今回完成した鉄納戸（青系）、抹茶色（緑系）、紫苑色（紫系）、 利休茶（茶系）４色の販売のご案内が遅れております。 粉砕、篩い分けの工程に少し手間取っています。 来年早々には、ネット・ショップでもご案内出来ると 思いますので、乞うご期待下さい。 ガラス工芸広場のリニューアル作業も進んでおりますので、 来年度前半には、一段と見易くなったサイトをご紹介出来る と思います。 今年一年、このメールマガジンをご愛読頂き、ありがとう ございました。 来年もどうぞよろしくお願いします。 ※(続・ガラス原料あれこれは当社のメールマガジンのバックナンバーです。) 　 HOME｜会社概要｜全国ガラス工房案内｜ガラス原料あれこれ｜メルマガ受付｜イベント案内｜リンク集｜工房求人コーナー｜お問合せ｜サイトマップ｜プライバシーポリシー ガラス工芸に関する商品や消耗品、ガラス製品のショッピングサイト。 ガラス全ての元となる「サン・グラスバッチ」の製造販売をしています。 ガラス化したもの（フリット、ロッド、ビレット）の製造販売をしています。