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−続・ガラス原料あれこれ(96)−
 
[スカイツリーと和色]
※(続・ガラス原料あれこれは当社のメールマガジンのバックナンバーです。)

あっという間に5月もおわり。
今年は連休の他にも金環日食や東京スカイツリーの
開業など、話題になる行事が多かったように思います。
金環日食の日、その時間の東京は曇りと晴れの
中間くらいの天気でしたが、きれいな光のリングを
観察することができました。とても神秘的でしたよ。

東京スカイツリーと言えば、5月22日にオープンし、
自立電波塔としては世界一の高さの634mを誇る、
東京の新しいランドマークです。
東京都墨田区は浅草・錦糸町・両国といった土地柄、
まだ江戸時代からの伝統的文化が息づいており、下町として
親しまれている地域です。
(ちなみに当社の東京支店も下町深川に事務所を構えています。)
ですので、スカイツリーのデザインや色、エレベーターなどの
内装、ロゴマークなども「日本古来の伝統」を意識して
作られているようです。

スカイツリーの色は最も薄い藍染の色である「藍白(あいじろ)」を
ベースにしているそうで、ロゴマークにも「萌黄色」や「紅梅」など
日本の伝統色が使われています。夜は「江戸紫」をテーマにした
ライティングもあるそうですよ。

当社のサングラス・フリットシリーズやキャスティングシリーズで
展開している「和色」のシリーズも、日本特有の感性から生まれた
美しい伝統色をガラスにできたら、という思いから始まりました。
現在の色数はフリットシリーズで10色、ビレットシリーズで9色です。
日本人の感性に合っているのか、発売以来ご好評を頂いております。
やはり日本人として、日本独自の文化や伝統はずっと大切にして
いきたいと思いますので、今後も「和色シリーズ」は新しい色を
展開していく予定です。お楽しみに。

また、スカイツリー内には伝統工芸も多く展示されている
そうですので、これから行く予定のある方はぜひチェックして
みて下さい。
ガラスでは江戸切子を使ったオブジェや装飾があるそうですよ。

スカイツリー開業とともに、こういった文化が日本や世界に
もっと広がっていったらいいですね。

今回は話題のスカイツリーにちなんで、
「スカイツリーと和色」についてでした。
ガラスについてのお話ではありませんでしたが・・・。
それはさておき、私も早速行って見なければ!
(展望デッキへの入場券は7月10日分まで完全予約制との
ことなのでご注意を。)



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