Backnumber
−続・ガラス原料あれこれ(9)−
 
[硬質ガラスについて ]

毎日寒いですね。
こんな日はこたつに入って、 芋焼酎のお湯割りを飲んでいたいと思うのは、
私のまったく個人的な趣味でしょうか???
でも、暖かい飲み物は体を温め、 ほっとした気持ちにさせてくれますね。
最近はお店でも、ガラスで熱い飲み物 (お酒だけでなくお茶なども!)を出してくれる ケースが多くなりました。 この場合のガラスはほとんどが硬質ガラス (いわゆる耐熱ガラス)です。

あれこれ(6)
http://www.glass-kougeihiroba.jp/arekore/index06.html
の硬質ガラスの項でも書きましたが、硬質ガラスとは、 熱による伸び縮みが少ないガラスのことをいいます。
ガラスが熱によって割れるのは、急激な温度変化により、 たとえばガラスの表面と内側の伸びる(縮む)大きさが 違ってくるために割れるのです。 氷で冷やしたグラスがあるとします。ここにいきなり 沸騰したお湯を入れます。そうすると、ガラスの内側は 沸騰したお湯で温められ急激に伸びようとします。
でも外側のガラスにはそんなにすぐには 熱が伝わらないですから、すぐには伸びようとはしません。 そうすると、内側と外側のガラスがいわばけんかするような 状態になって、それで、悲しいことに割れてしまうのです。
硬質ガラスは、このような場合にも伸び縮みそのものが 少ないので、割れにくいということなのです。

最近ではゼロ膨張ガラスといって、 熱によってまったく伸び縮みしないガラスも登場しています。 このガラスだと、直火でもOKなのだそうです。すごいですね。
硬質ガラスは、耐熱コップなどの食器だけでなく、 自動車のヘッドレンズやビーカーなどの理化学の器具類、 哺乳瓶、コーヒーのサイフォンなどにも使用されています。

ということで、今日も私は、安心して硬質ガラスのマイグラスで 芋焼酎のお湯割りが飲めるというお話でした。違うかぁ。



 
HOME会社概要全国ガラス工房案内ガラス原料あれこれメルマガ受付イベント案内リンク集工房求人コーナーお問合せサイトマッププライバシーポリシー

サングラスショップ 三徳工業株式会社 株式会社サングラス
ガラス工芸に関する商品や消耗品、ガラス製品のショッピングサイト。 ガラス全ての元となる「サン・グラスバッチ」の製造販売をしています。 ガラス化したもの(フリット、ロッド、ビレット)の製造販売をしています。