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−続・ガラス原料あれこれ(20)−
[ガラスは氷!?(ガラス状態)]
さて、今回のテーマは「ガラスは氷!?」です。
「ガラス状態」については、「ガラス原料あれこれ」の
ページでも書きました。
http://www.glass-kougeihiroba.jp/arekore/index06.html
要するに、ガラスは結晶ではない(非結晶)状態のままで
固まったもの、ということです。
ガラスとの比較として、よく水の話が出されます。
水は、常温では液体です。水の分子がランダムに並んで、
自由に動いています。
温度が零度以下になれば、水の分子がきれいに並んで
結晶を作り、そして固まります。
この状態が、氷の状態です。
ガラスの場合も、高い温度(軟化点以上)では、液体状態です。
そして温度が下がるにつれて、固まっていきます。
ガラスが水と違うのは、その時にガラスは結晶を作らない
ということです。
逆に言うと、結晶を作らないように、ガラスの組成、
冷却方法をコントロールするのです
(これを、わざと結晶が出来るようにしたものが、
「結晶化ガラス」です。変な言い回しですが)。
ガラスは氷のように固まっていますが、中身は水のように
それぞれの分子がてんでんばらばらの状態なのです。
だとすると、ガラスは水なのでしょうか?
それとも氷?
だからこそ、「ガラス状態」という言葉が
わざわざ存在するのですね。
「過冷却された水の状態」とでも言えばいいのでしょうか?
余談ですが、水もアモルファス状態になるそうです。
では、水もガラス状態!?
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